■Fender mexico テレキャスターDX

以前ピックガードを製作したテレキャスターですがオールラーッカー全塗装のご依頼です。

ネックの塗装をペーパーで根気よく剥ぎ取って320番で傷を消します。

ボディは厚いウレタンだったので暖めて一気に剥がし320番までペーパー掛けします。

依頼者が以前PGを自分で交換した際のビス穴を埋めます。

トノコで導管を埋めます。遊びで着色しています。

導管が埋まりました。導管に黒が入って木目が引き立ちます。塗りつぶすので関係ないですが。

ラッカーシーラー〜磨きを数回繰り返し、ラッカー着色、クリアラッカー吹付け〜磨きを数回繰り返し仕上げます。

ネックは黄色っぽい着色にしてみました。

完成です。最後のクリアは吹きっぱなしで仕上げるよう努力しましたが、そこはやはり”黒”、地獄でした。ブツ、気泡後のくぼみ、埃・・・どれか一つでも入ってくると台無しです。何度も剥いでは吹付けるの繰り返しで何とかお渡しできるぐらいになりました。
今後黒塗装は普通に磨きを入れるようにしたいと思います。黒の磨きも地獄なんですがね。磨いたそばから傷ができるような感じで。

弾きこんだギターが新品のようです。塗装は極うすなので弾きこむにつれエッジの辺りから剥げていくでしょう。