■Gibson B-25 ネック調整とナット作製

貫禄のあるギターです。ネックが起きて弦高が高すぎ弾きにくいそうです。12Fで4mm以上の弦高です。ネックポケットに塗装のクラック、わずかなスキマ?しかし接着はしっかりされている・・・。リセットはもう一本中古のB-25が変えるぐらいの料金・・・、よく見るとネックが一度何らかのリペアがされている感じ、やけに薄く細いネック、リシェイプか?正直ネック起きと言うより、ネックの反りに思える(弦の張力ではなく木の性質)。トラスロッドを回してみた。効く効く!お客さんに弾かせてみたところ満足のいく弦高だそうです。しかし、反ったネックに合わせたらしいナットが付いているため今度は1フレットに弦が当たる。ロッド調整して、適正なナットにして本当にネック起きが始まるまでこのまま引き続けましょうということで安価なリペアに決定。

プラスチックのナットを牛骨に変えました。再度ロッドの調整をしたところ、1〜9Fぐらいまではとても弾きやすい弦高なのですがそれ以降は当初より少し下がりましたが12Fで3.5mm程度です。しかし、持ち込まれたときに比べれば十分弾けるようになりました。ネックが本当に起きたときに大手術をして完璧に戻しましょう!(高いですけど・・・)