■H.S.アンダーソンヒューストン

めったに見ないレアものです。依頼者が16歳のときに購入されたそうです。「アナーキーを思い出しますね。」「アルバム全部持ってます。」というような会話をしつつ・・・。
ご依頼はアウトプットジャックの交換と調整です。

アウトプットジャックを交換、試奏してみると、う〜んパワフル。L-500かな?クリーンチャンネルなのにオーバードライブ感がある。やっぱりパワフル。
長年の何かがたっぷり堆積しているフレットと指板をクリーニング、ボディもクリーニング。やたら高い弦高を標準値まで下げる。ネックの反りを直す。す〜っとネックが矯正されていく、ロッドの仕込がいいんですな。
再び試奏。6弦がビビリまくる。ナットの溝をチェックすると、低すぎて開放でも1フレットに弦が当たっているような・・・ナット交換の追加いただきました!

溝をクリーニングです。

画像が光って見えません。牛骨で作り直しました。6弦開放、バッチリです。しかし、2弦の2フレットを押さえたときだけビビリます。ものすごいフレットの減り方です。この部分だけ。すり合わせしたらフレットが無くなるぐらいです。

結局、弦高を少し上げることでなんとか我慢できるレベルなので終了となりました。6弦12Fで3mm、1弦で2.5mm、私のギターなどはもっと弦高高いのですが何の問題もありません。次はリフレットお待ちしております。