■Gibson J-45
思いっきり弾き倒したJ-45です!オールドの風格も漂わせていますが実はそんなに古くありません。ここまでフレットを削り倒したギターは初めて見ました。迷うことなくリフレットです!ネック順ゾリ、ナット溝も高く6弦12Fで3mm以上となっています。依頼者は気にしてないようですがそれも調整しましょう。
割れています。依頼者はあまり気にしないそうですが、とりあえず接着だけします。ピースが若干足りません。
複雑に割れているので、ピースがピッタリはまりません。それでもなんとか接着です。
トップはパッチを2箇所当てて補強します。画像は磁石クランプです。
足りないピースはマホガニーを合うように削って入れます。
フレットを慎重に抜いていきます。
抜き終わりました。
指板を修正します。これ大事です。
溝を修正します。これ大事です。のこぎりは0.5mm、0.55mm、0.6mmその他タングにあわせて使い分けます。
フレットのエッジに角度をつけます。自作のヤスリです。
軽く磨り合わせます。
磨いてピカピカです。
ナットの溝を調整します。オリジナル状態で溝が5、6弦やたら高かったです。
削れた指板サイドの塗装をタッチアップです。これも元がラッカー塗装だから綺麗にできるのです。ウレタン塗装はこの限りではございません。
綺麗に塗装できています。指板もオイルを塗ってまるで新品状態です。
完成。かなりいいと思います!弦高は12F6弦2mm。普通の人は弾きやすいです。音もいっそう良くなったと思います!