■Gibson L-1 ロバートジョンソン

かっこいいッス。だけどブリッジだめだめです。

浮いています。

斜めにずれてくっついています。塗装も少し取れています。

暖めます。

慎重にはがします。とても綺麗にとれました。しかしブリッジがねじれて変形しています。しかも、ブリッジの短辺側が塗装の無い部分より1mm長いです。これではブリッジが接着うまく出来ていないわけです。

ねじれの様子です。高いギターですので普通は作り直すのですが高いのは困るということでブリッジの底を削って修正し、短辺を1mm削ることにしました。Rのついたサンディングブロックでひたすら削ります。

塗装のはがれは依頼外ですがギターがかわいそうなのでせめてシーラーだけでも塗っておきます。

ブリッジの接着です。常温ニカワを使わせてもらいました。接着力には懐疑的な意見が多いやつですが実験させていただきます。1年半ぐらいは保障期間としましょう。万が一取れたら本物のニカワ、それでも取れたら必殺タイトボンドにしてみましょう。接着の仕方はブリッジの整形に一工夫してあります。ブリッジ底にカッターで切れ込みを入れるのはやめました。それで2回ほどとれちゃったもので。

完成です。綺麗に出来ました。接着もよさそうです。

まだまだ若いギターです。弾き込んでよく鳴るようにして欲しいものです。