■ヤマキアコースティックギター ブリッジ加工取付

これは面白いギターです。なんだかよくわからない金属のナット、0フレット、アジャスタブルサドル・・・渋い!極限まで磨り減ったフレットはまさにフレットレスワンダー!!

しかし、状態はかなり悪かったです。トップ板の変形(5mmは盛り上がっている)、ブリッジの剥がれ、大量の鼻○ソボンドの詰め込み。予算の関係で塗装なし、ブリッジを薄く削って固定、とにかくもう一度弾ける状態にすることに決定。

ブリッジを剥がすのに苦労しました・・・。アジャストサドルのアンカーが邪魔・・・。ボディが合板でブリッジに1枚目のほとんどが付いて剥がれていたためボディに残った合板1枚目を綺麗に剥ぎ取り、ブリッジの後ろ側底面を3mmほど削り、変形したトップの形状にできるだけ合わせます。

ブリッジを接着、割り箸クランプはアンカー下穴が少しずれているためブリッジが1mmほど逃げてしまうので補正のためです。

完成しました。弦高はフレットレスワンダー状態のため高く感じますが正常な状態であれば問題ない高さになっています。接着はほぼ完璧にできていると思います。悔しいのは塗装なしのためどうしてもブリッジ周りが汚いことです。ヤマキにウン万円かけてトップ剥いで塗装しましょうとは言えません。末永く使ってやってください。