■F/CSトッドクラウスECモデル

本柾目のネックです。狂いの少ないがっしりしたネックです。

しかし、通常の弦高セッティングでサドルの駒がいっぱい、イモネジが外れそうです。理由はネック後部の厚さが通常のビンテージタイプSTより２ｍｍほど厚いためです。これは２点支持アメスタ用のネックを流用したためと思われます。６点支持のブリッジは基本的にブリッジの高さは変えられないですからこういうことになります。マスタービルダーものとはいえ各パーツを外注から仕入れ、これとこれを組み合わせて作ってくれと部下に指示した結果・・・という気がします。

ネックを削りたいところですが、ネックポケットを削ることにしました。理由はトッドクラウスのサインの有無･･･それだけです。水平にトリミングするのはとても難しい作業です。

削った後でキワをタッチアップします。

ネックを取り付けます。見ただけでは削ったことはわかりません。

十分イモネジの余裕がとれました。多少順ぞりのセッティングが希望なのでサドル高はこんな感じです。真っ直ぐに戻せばもう少しサドルがあがります。