■マーチンD-18

マホガニーもいいのです。

ネックが剥がれて弦を張ると隙間が1mm以上になります。痛い。

マーチンはネックが比較的簡単に外せます。国産のビンテージは結構きついです。

ネックが剥がれた原因でしょうか、接着面が少なかったです。薄いシムを何枚か貼ってネックを合わせ削りと・・・何度も繰り返し密着性を高めていきます。剥がれてからだいぶ時間が経過していたようで、ネックエンドが少し変形していました。直線を出すためにそこも削ったりして、結局普通のネックリセットと同じ工程でした。

ネックのセンターを確認します。

接着です。接合部のサイド板も少し波打っているので2方向からクランプして隙間の出ないように接着です。

抜いたフレットを戻します。3mmφの蒸気用穴も埋めてあります。

ネック裏の塗装が全体にボツボツしています。いつの間にかこうなっていたそうです。

ボツボツを綺麗に落としてラッカークリアを吹きます。これで感触、見かけもOK。

リセット後サドル高が十分取れました。サドルは作り直しではなくシムを入れています。

接合部も綺麗です。これでネックが外れることを気にせずガンガン弾けますね!しかも弦高上がって弾けなくなることはもうないでしょう。